うさぎ夏に弱い3つの理由!最適な環境とおすすめグッズで熱中症予防!

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私たち暑さにはめっぽう弱いのです

うさぎを飼育するなら温度管理は重要です。

 

特に暑さには弱く熱中症にかかりやすいので夏場は要注意です。

暑い時期を快適に過ごせる環境づくりと
夏を元気に乗り越えるためのおすすめグッズを紹介します。

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夏の危険性

夏の暑さはうさぎにとって【生死に関わる問題!】といっても過言ではありません。
うさぎを飼うのであれば性質や特徴を理解して最適な環境を作ってくださいね。

うさぎが暑さに弱い3つの理由は?

 

密集して生えている柔らかな毛

うさぎの特徴と言えば、フワフワで柔らかな毛と長い耳ですよね。

なでたり抱っこすると気持ちよくて、
『あのフワフワ感が可愛くて癒される~』と思っているのは人間だけ・・・

あのフワフワな毛こそが【暑さに弱い】理由の一つなのです!

もちろん、夏前には換毛して【夏毛】に変わりますが、私たちが半袖になったり
キャミソールになるのとは違い、夏場でもミンクの毛皮を羽織っているのと
同じですからね・・・そう考えると、うさぎにとって夏がどれほど大変か想像できますよね。

長い耳

 

人間は体温が上昇すると汗をかいて熱を発散させますが
うさぎには汗腺がほとんどありません。
そのかわりに特徴的な【長い耳】で体温調節をしているんです。

うさぎの耳は血管が透けて見えるほど薄く、
よく見ると毛細血管がたくさん集まっているのが分かります。

耳を風にあてることによって血液を冷やして体温が上がるのを防いでいるのですが
もともと体温が高く38度ほどあるうえに毛皮のコートですからね・・・
いくら耳が長いとはいえそれだけでは放熱しきれませんよ。

また、たれ耳や耳が短い品種のうさぎは特に体温調節が苦手なので
注意してください。

先祖はアナウサギ

 

ペットうさぎの先祖はアナウサギです。
アナウサギは名のごとく土を掘って巣穴の中で生活しています。

 

朝方や夕方から夜にかけて餌を食べに外へ出てきますが
日中は天敵や暑さから身を守るために、ほとんどの時間を涼しい穴の中で生活しています。
よって日中のむせかえる暑さとはほぼ無縁の世界にいるのです。

 

また地下は夏は涼しく冬は暖かい!
地上に比べて温度差も少ないのでうさぎにとってはベストな環境です!

 

そう考えると飼育下のうさぎにとって、夏がどれだけ過酷なのか理解できますよね。

熱中症

 

上記で述べたようにうさぎは暑さに弱い動物です。
また飼育下では一日の大半をケージの中で過ごしているので、
自由に涼をとることもできません。

高温多湿の環境で上手く体温調節ができなくなると【熱中症】になってしまいます。

命の危険性が・・・

『熱中症か~』と軽く見ないでください。命に関わる危険なことなんですよ。

うさぎは熱中症にかかると進行が早く気付いた時には手遅れだった・・・ということもあります。

大量のよだれをだして衰弱し、意識障害や急激な血圧低下などにより
ショック症状を起こして取り返しのつかないことになる可能性があります。

暑い時期にはこまめに様子を見てあげることが必要です。

 

熱中症のサイン

  • ぐったりと横になり元気がない
  • 口を開けてハァハァと息をしている。
  • 耳が熱い
  • エサを食べない、水を飲まない
  • 触っても抱っこしてもじっとしている

このような症状がみられる場合はすぐに病院を受診してください。

応急処置

 

体温を徐々に下げてやる必要があります。
  • 涼しい部屋に移動させる
  • 水に浸して絞ったタオルで体を包んで冷やす。
  • 耳の内側、耳の付け根、首の後ろ、脇の下、足の付け根を同時に冷やす
急激に体温を下げると【低体温症】を起こして命を落とす可能性もあるので、
直接水をかけたり、水の中に体をつけたりする行為は絶対にしないでください。
これらの処置は獣医がすすめる正しい応急処置法です。
熱中症の疑いがある場合はこれらの処置をしながら必ず病院に連れて行きましょう。
また症状が軽くても急変することがあるので、自分で判断せず
受診することをおすすめします。

実はうちのうさぎも・・・

うさぎを飼い始めて初めての夏・・・
クーラーの調子が悪くなったことがありその時に熱中症になったことがあります。
もちろん24時間クーラーをつけていて、私たちにとっては少し冷えが悪いな・・・
という程度でした。

最初はいつものように寝ているのかと思ったのですが『なんだか様子が違う・・・』
水も減っていないし、エサも食べていない、大好きなおやつを見せても
食いついてこない・・・

『まさか!』と思いすぐさま病院に連れて行くとやっぱり熱中症でした。

幸い軽症だったのですぐに元気になりましたが、それ以来、暑さには十分気を付けています。

 

知り合いのうさぎは・・・

私の友人がうさぎを多頭飼いしていますが、夏に熱中症で2匹亡くなったそうです。
屋外での飼育をしていましたが、急にグッタリしてしまい異変に気付いた時には手遅れだったようです・・・もちろん日陰の風通しの良い場所で飼育していました。

このように人間にとっては苦にならない程度の暑さでもうさぎにとっては
【危険な状態】となるわけです。
特に子うさぎ、高齢なうさぎ、慢性疾患がある子、免疫力が低下している子、妊娠中、
長毛種、などはこまめに様子を見てしっかりと温度管理をしてくださいね。

私たちに合わせた温度管理ではなくうさぎ目線での暑さ対策が必要です。

熱中症予防対策

夏場いちばんの問題点は【熱中症】です。

うさぎが元気に夏を乗り切るために最適な環境を作りましょう!

最適な環境とは?

うさぎを飼育するうえで大切なことは温度管理です。

室温は天井部分と床部分では温度差があるので、うさぎが過ごしている辺りに温度計を設置するとしっかりとした温度が把握できます。


室温と湿度が一目でわかる温湿度計です。その日の最低温度と最高温度が表示されるので気温の変化がわかりやすく、留守中の温度が把握できるので管理がしやすいのが特徴です。

また湿度も、乾燥、快適、不快の3段階表示になっており、快適な環境づくりには欠かせないアイテムです。

最適な温度と湿度

うさぎにとっての最適な温度としては、15度~26度です。湿度は40~60%の環境が最も過ごしやすいと言われています。

エアコンや除湿器などを使用しながらうさぎの体調に合わせた温度調節をしてあげましょう。

 

一定の温度を保つ

また温度差が激しいとうさぎにとってはストレスになります。とくに春先や秋口などは
朝晩の温度と日中の温度差が激しくなるので気を付けてください。
近年では温暖化が進み、実際に5月ころから日中の気温が急激に高くなる日もあるので、室温が26度を超えるときは要注意です。
朝出かけるときには涼しかったのに、帰宅した時にはうさぎがグッタリ・・・
なんてことのないように、天気予報などで毎日気温をチェックしておくことを
習慣づけてくださいね。

理想

私たちが目指す最適な環境づくりは、アナウサギが暮らしている巣穴です。

夏は涼しく冬は暖かく、年間を通して一日の温度差が少ない状態!

そしてアナウサギが生息しているヨーロッパ地方は日本と同じく四季があります。
季節の移り変わりを感じることで、うさぎの換毛が上手に行われ健康を維持できます。

このことを常に意識しながら家電製品やひんやりグッズを取り入れて暑い夏を乗り切りましょう!

暑さ対策

まずケージは直射日光をさけて風通しの良い涼しい場所に置いてあげましょう!

そして28度を超えると【熱中症】になるリスクが高いと言われているので、必ずクーラーを使用して室温を調整してくださいね。
クーラー以外でその暑さをしのごうとするのは危険です!

夏は必須アイテムです!

その際には直接うさぎに風が当たらないように気を付けてください。
いくら暑さに弱くても冷風が当たりっぱなしでは体調を崩してしまいます。
ただ高齢のうさぎや品種など個体によっては暑さの感じ方が変わってきますので
必ず様子を見てその子に合った温度を見つけてあげてください。
また暑さ対策として扇風機を使用する人もいますが、あくまでも空気を循環させるために
使用するのであって、汗をかかないうさぎに風を当てても意味がなく、
全く効果はありません。

我が家のよしの君は

うちでは夏場、よしの君のケージがあるリビングは27度にクーラーを設定して
24時間フル稼働させています。

もちろん留守中もつけっぱなし!プラス扇風機を使用して空気を循環させたり、
少し暑さを感じるときは温度を下げるなどして、よしの君の様子を見ています。

ここ数年の間はこの状態で夏バテをすることもなく元気に過ごしているので
よしの君にとっては良い環境を作れているのだと思っています。

電気代のことを考えるとクーラーのつけっぱなしは正直キツイですが、【命を守る】ためには当然のことですよね!

我が家の節約アドバイス

うちでは節約のためによしの君がいるリビング以外の部屋はクーラーを使用していません。
夏休みなど子供が家に居るときも『暑いならリビングで過ごせ!』と言いつけております。

それ以外の部屋は扇風機のみ使用可!
もちろん寝るときには我々がリビングにお引越し!

人間は暑さを我慢しても『よしの君だけは快適に!』これが我が家のモットーです!

これで夏場の電気代を節約しています。

 

 

そしてもう一つの節約術はひんやりグッズを併用して使うことです!

おすすめひんやりグッズ

クーラーとグッズを一緒に使用する事で、設定温度を少し高めにしても快適に過ごせます!

氷や保冷剤を使用する

凍らせたタッパーをケージ床面のトレイに置いて、下から冷やしてやると快適ですよ!
また保冷剤を凍らせてタオルにくるんでケージ内にセットしてあげると、好きな時に体を寄せて涼をとっています。
これらを使用するときには必ず一部分だけにセットしてくださいね。
好きな時にうさぎが移動して涼めるのがポイントです!

市販のひんやりグッズ


L字型になったプレートです。背中とお腹と一緒に冷やしてくれるからうさぎも大満足!
暑い夏をこれで乗り切ろう!


天然石でできたプレートです!ひんやりした感覚が体の暑さを優しく冷やしてくれて快適に過ごせますよ!


テラコッタボード。ホリホリすると爪が削れて一石二鳥と言う嬉しい口コミも!
使ってみたくなる商品ですね。


こちらは水で濡らして使用するタイプのタイルです!
水の蒸発と風とでひんやり気持ちいい~!猛暑でもよく冷えて忙しい人にはピッタリのお助けグッズですね。


トンネルタイプのひんやりグッズです。
うさぎが大好きなトンネルで火照った体を冷やしてくれます。


テラコッタのトンネルです!素焼きなのでうさぎがかじっても安心です。
落ち着いた色合いがケージに調和してくれますよ。


こちらは、500mlのペットボトルを中に設置してひんやり感を味わう商品です。
タオルなどでくるむとかじってしまうという子にはピッタリですよね。

まとめ

今や人間にとっても命取りになるような【尋常ではない暑さ】がおそってくる夏・・・
それはうさぎにとっても大変な季節なのです。

『電気代が・・・』なんてことを考える前に【小さな命】を守ってあげてください!

ひんやりグッズを利用したりケージ内の工夫をしながら、必ずクーラーを使用して快適な環境の中で
元気に過ごせるように見守ってあげましょう!

家族もうさぎもみんなが元気で楽しい夏を!

冬の寒さ対策や、うさぎの環境作りに最適なゆったりサイズのケージなどを紹介しています。参考にしてくださいね。

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