前回お伝えしたよしの君の涙の原因は【不正咬合】が原因でした。
うさぎのよしの君、涙が止まらないので受診する、やっぱり不正咬合か?
前回からの経緯をお伝えします。
セカンドオピニオンで治療
もっと詳しく検査を受けたくて病院を探していました。
そして見つけた動物病院へ
検査
まずは問診で、いつから涙が出ているのか?
またどのような検査を受け、現在治療を受けているのかなど、詳しくお話をしました。
先生も看護婦さんも床に座り込み慣れた手つきでよしの君を抱っこします。
臆病者のよしの君は大抵大暴れするので、かかりつけの病院ではいつもバスタオルにくるまれて押さえつけられていますが・・・ここの先生たちのあつかいは見ているこちらも安心できました。
目の検査
鼻涙管が詰まっている可能性があると言われて、続いて歯の検査です。
歯の検査
私が一番心配していたのがこれです。
レントゲン検査
そしてよしの君は抱っこをされて奥の部屋に・・・診察室に一人残されてただただ祈りました。
『どうか歯の根元が伸びていませんように・・・』
5分ほどたって『よしの君が大人しくしてくれたのでレントゲン撮れましたよ』と言われて一安心です。
実際のレントゲン写真とは異なります。
そして映し出されたレントゲン写真・・・素人の私が見てもわかりました。
根元が伸びています。上の歯も、下の歯も、前歯も・・・言葉が出ません。
本当につらい現実です。
目で確認できる口の中の不正咬合ならば、削れば一時的には治りますが、歯の根元が伸びてしまうとどうすることもできません。
いちばん恐れていたことが起きていたんです。もっと早く気づいてあげることができていれば・・・いや、牧草を喜んで食べてくれるような上手な飼育法ができていれば・・・なんの知識も持たずうさぎを迎え入れた私がこの原因をつくってしまったのです。
後悔してもしきれません。
うさぎの不正咬合についてはこちらの記事をご覧ください。
うさぎ【不正咬合】、涙とよだれ、食欲がない、その原因と予防について
鼻涙管洗浄
これで本日の検査、治療は終了です。
検査結果
今回の検査の結果、口の中だけではなく、歯の根元があごの骨の方に向かって伸びていることが判明しました。
涙の原因はそこからくる圧迫であるということです。
そしてこれから飼い主ができることとしては、とにかく牧草を食べてもらって歯を削れるようにする、これ以上歯の根元が伸びないようにするということです。
先生からも『牧草を食べさせてくださいね』と一言・・・
そして点鼻薬と抗生剤を処方されて1週間経過をみることになり帰宅しました。
自宅での様子
朝晩1日2回の内服と、1日3回の点眼をしています。
今日で3日目、少しずつですが、涙の量は減っています。食欲はあり、見た目はいつもと変わらず元気そのものです。
ただいつもと違うのは、あのレントゲン写真の実態を知っている私たちの気持ちです。
元気に走り回るよしの君の姿を見ても素直には喜べません・・・
どうにかして牧草を食べてもらわなければ・・・これ以上進行すれば、よしの君にも辛い思いをさせてしまう・・・
ただ現状削らなければいけない歯もあるので、うまく牧草を食べれない可能性も・・・様子を見ながらがんばっていますが・・・うさぎに言葉が通じるわけもなく、やはり簡単には牧草を食べてくれません。
手を変え品を変え、よしの君と一緒に頑張ります!
1週間後、また病院に行きその後の経過を診てもらうことになっています。
引き続きよしの君の状態や通院の様子などをお伝えしますね。
まとめ
牧草を食べないことはうさぎにとって致命的なことです。わかっていますが、食べてくれない子は何をしてもかたくなに食べません。
ただそれで諦めてしまうと、よしの君のように歯の根元が伸びてしまいます。
皆さんもどうか辛い思いをしないように、日頃から牧草をしっかりと食べれるようにしてあげてください。
うさぎにとって大切な牧草の与え方はこちらの記事を参考にしてください。