うさぎは抱っこ嫌い?安全に抱くコツと3つのポイントで苦手を克服!!

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抱っこもわりと心地良いのです

『うさぎを抱っこしたい!』

せっかくおうちに迎え入れたんですから、そう思うのは当たり前のことですよね。

またうさぎをお手入れするときにも抱っこは必要になってきます。

だからといってすぐに抱っこするのはおすすめできません!うさぎはとても臆病で繊細な動物です。また間違った抱き方をすればケガをさせてしまうことにも・・・

今回はコミュニケーションをとりながら抱っこする方法と、お手入れ時の抱っこの方法をご紹介します。しっかりとポイントを抑えて抱っこできるようにしましょうね!

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いきなり抱っこはダメ!

うさぎは犬などとは違い自らスキンシップを望む動物ではありません。またうさぎの性質を知ったうえで抱っこしないと危険なことも・・・まずはうさぎのことを理解しよう!

うさぎは抱っこが嫌いな動物

大半の子は抱っこを嫌がると覚えていた方がいいかもしれませんね。

理由として

  • 野生のうさぎは天敵から捕獲される立場の動物、すなわち【抱っこ】=【捕まる】と連想してしまい恐怖を感じる
  • 持ち上げられることで命の危険を感じる
  • 天敵から身を守るために警戒心が強く臆病である

ペットとして飼育されている子たちに天敵から身を守る必要はありませんが、うさぎの本能として
上記の理由などから抱っこを嫌う子が多いようですね。

特に嫌がり逃げ回るうさぎを追いかけて抱っこするのは絶対にNG!

 

この行為こそまさしく外敵から逃げ惑ううさぎそのものなのです。抱っこだけでなく飼い主に警戒してしまい、飼い主が近づくと逃げるようになってしまうので絶対にやめましょう!

ただ品種や個体によっては抱っこが好きな子もいるようです。

【ホーランドロップ】【ミニレッキス】などは人懐っこく抱っこするのに苦労はしないという声を耳にします・・・とはいえ個体の性格にもよりますし一概には言えません。

ケガをする危険性が

ジャンプ力があり軽やかに飛び回ることができるうさぎは、人間や犬などの動物に比べて骨が軽くてとっても薄いんです!

結果、うさぎのケガで多いのは【骨折】です。

また上記で述べたように抱っこ嫌いのうさぎは必死で抵抗し逃げようとしますから、落下したり暴れた拍子に骨折、脱臼などのケガをする可能性も・・・骨折の場所によっては下半身に麻痺がのこり動けなくなることもあるので、嫌がるうさぎを無理やり抱っこするのは危険です。

うさぎが安心できる抱っこの方法をマスターして楽しくコミュニケーションをとりましょうね。

抱っこに慣れてもらうために

もともと臆病で繊細なうさぎはストレスが原因で病気になることもあります。

少しでもストレスを軽減させるためにうさぎの気持ちを優先してあげましょうね!

信頼関係をきずこう!

うさぎを迎え入れた時には、何よりも環境に慣れてもらう必要があります。

 

少なくとも2、3日はケージの中で静かに様子を見てあげ、それから声をかけたりケージ越しに触ったりしながら『こわくないよ』と教えてあげましょうね。

そして次のステップとしてケージの外に出してスキンシップをとる!この時にも焦りは禁物です。
うさぎがアクションを起こすまでは優しく見守ってあげる気持ちが大事です。

『この人は敵ではない』とうさぎが判断するまで待ちましょう。信頼関係をきづくことが抱っこに慣れてもらう一番の早道とも言えるでしょう。

  • 体を撫でてあげる
  • 手からおやつを食べる
  • うさぎから近寄ってきてくれる
  • 名前を呼んだら寄ってくる

この様な様子が見えだしたらそろそろ抱っこの練習を始めるサインですね!

まずは膝の上

膝の上に乗ってくるようになれば抱っこできるようになるのも目の前です!

おやつで誘って膝の上でおやつを上げる。これを繰り返しする事で『ここに来るといいことがある!』と覚えてくれ、抵抗なく膝の上に乗ってくれるようになりますよ。

そして膝の上に乗った時に優しく撫でてあげましょう。その時に顔を手でおおってあげるとうさぎが落ち着きますよ。

抱っこするときの3つのポイント

ここまでくると次は抱っこです。

抱っこを成功させるには飼い主が抱っこすることに慣れる必要があります。こちら側が怖がっていたのではうさぎだって落ち着きませんからね。

3つのポイントをしっかりと覚えて上手に抱っこできるようになりましょう。

ポイント1,慣れるまでは床に座って

これは必ず守ってください!

うさぎが逃げようとするときには予想以上の力を出してきます。【うさぎキック】が炸裂したり暴れてひっかかれたり噛みつかれたり・・・突然のことに驚いて力をゆるめた瞬間に逃げ出します。その時に高い位置だと着地した衝撃で骨折する可能も・・・

ジャンプ力はありますが、猫などのように高い場所にのぼる習性はないので、飛び降りることは得意ではありません。そのうえ骨が繊細なのでケガをするリスクが高いのです。

うさぎの安全を考えて、床に座った状態や低い姿勢で抱っこしましょう。

それと忘れがちですが、降ろすときにも注意が必要です。高い場所から降ろしたりいきなりポンっと放り投げるような降ろし方は危険なのでやめましょうね。

またセーターなど、うさぎの爪が引っかかってしまうような服装もケガの要因になるので気を付けてください。

ポイント2,体を固定させる

人間でも不安定な場所にいると緊張したり、恐怖を感じますよね。うさぎも同じことです。

しっかりと体を固定してあげることで安心して体をゆだねてくれます。

 

  • お尻と後ろ足をしっかりと手で包み込み保持する。
    下半身が安定すると落ち着きます。
  • 体にピッタリと密着させる。
    これはどの動物にも共通して言えることですが、体に密着させてあげると安心してリラックスできます。
  • 程よい力加減が必要。
    力を入れすぎると胸を圧迫されて息苦しくなったりケガにつながりますが、ゆるすぎると不安定になり暴れてしまいます。固定できて安心できる力加減を見つけてください。

お尻と足を固定させる】このことを常に意識していると安定感のある上手な抱っこができるようになりますよ。

ポイント3,もし暴れだしたら

抱っこすると大半の子は暴れだします。

その時に抱っこをやめてしまうと『暴れたら逃げれる』と学習して余計に暴れだし、まったく抱っこできないという状態になってしまいます。
変な姿勢になってしまいケガをしそうな場合は仕方ありませんが、そうでなければ決して離さないでくださいね。『抵抗しても無駄』と思えばおとなしくしてくれます。
うさぎのタイミングで降ろすのではなく、こちらが降ろすタイミングを決めなければいけません。

 

暴れるときには手で顔をおおってあげると落ち着きます。また瞬間的にギュッとする事でおとなしくなるので試してくださいね。

この3つのポイントを意識しながら抱っこの練習を始めましょう。信頼関係ができたとはいえ抱っこ嫌いなうさぎにとってはストレスになるので、何分も抱き続けるのではなく30秒くらいから慣らしてあげるといいでしょう。

抱っこの方法

抱っこにもコミュニケーションをとる時の抱き方と、お手入れをする時の抱き方があります。

それぞれ紹介していきますので参考にしてくださいね。

コミュニケーションをとる場合

1・膝の上で撫でながら落ち着かせる。

膝に乗った状態で顔をおおってあげると落ち着きます。まずは撫でてあげながら抱っこすることを事前に教えてあげましょう。

 

2・お尻を固定するように包み込んでスーッと持ち上げます。

片手でお尻と後ろ足を固定するように意識して優しく撫でてあげます。うちのよしの君は抱っこすると自ら顔を脇につっこんできます。安心するのかな~(笑)

 

3・慣れるといろんな抱き方ができるよ!

うさぎがストレスにならない程度にお互い楽しくスキンシップを楽しんでくださいね。

うさぎとのスキンシップの取り方について詳しく掲載しています。参考にしてくださいね。

うさぎなつくと可愛い、ベタ慣れミニウサギとスキンシップの取り方

うさぎのおもちゃ おすすめ13選 毎日遊んでストレス解消!!

お手入れ時の場合

つめ切りやブラッシングなどのお手入れをする時には、うさぎを仰向けにします。慣れるまでは少し難しいかもしれませんが【お手入れ】=【健康状態のチェック】にもなりますので少しずつ頑張ってくださいね。

1.まずはうさぎを抱っこして落ち着かせます。

狭いところが好きなので うさぎの顔を脇で軽く挟んでやり、お尻部分を 包み込むように抱くと安心します。

2.落ち着いたらうさぎを仰向けにします。

前足の付け根をしっかりと持ち、そのまま仰向けにします。その時にお尻を体に密着させてあげると安心します。

うさぎを太ももではさみ落ち着くまで前足を持っておく

うさぎの体を軽く太ももで挟んであげると安定します。仰向けにした後、しばらく前足部分を抑えてあげることで落ち着きますよ。また暴れるようであればタオルで目隠しをしてあげると良いでしょう。

4・落ち着けば大丈夫!

うさぎを固定することができ落ち着けば手を放しても大丈夫なんですよ。こうなればつめ切りなどのお手入れも楽にできますよね。ただ急に暴れだすこともあるので要注意です。

慣れるまでは誰かに協力してもらうと、お手入れもスムーズにできますよ。

うさぎのお手入れはつめ切りやブラッシングなどがあります。それぞれ詳しく掲載していますので参考にしてくださいね。

うさぎのつめ切,必要性とお手入れ方法【初心者におすすのつめ切りグッズ紹介】

うさぎのグルーミング、ブラッシングは必要だ!その方法と3つの注意点

うさぎ抜け毛が!大換毛期3つの注意点とお助けグッズで快適に過ごす!

この仰向けの姿勢はうさぎにとって負担が大きいので、できるだけ短時間でお手入れを終わらせてくださいね。

注意!うさぎの耳を持って抱っこするのは間違った情報ですよ!絶対にしてはいけません。

まとめ

いかがでしたか?

うちのよしの君も慣れているとはいえ、あまり抱っこが好きな子ではありません。なので普段は極力抱っこを控えていますが、お手入れの時などは我慢してもらうしかないですよね・・・。

 

 

個体によって性格も違うので、その子に合わせてあげるのがいちばんです!

 

ただ健康管理をするうえでも必要なことなので、いざという時には抱っこができるようにしておきたいですよね。

日頃からスキンシップをとり信頼関係を築きながら、お互いが安心して抱っこできるようにしていきましょう。

 

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