うさぎを飼って5年ほどたちますが、 まったくと言っていいほどうさぎは体臭がありません。
でも、やっぱりお尻周りは少し気になる・・・ていうか臭う・・・
そりゃ~そうでしょう!オシッコやうんちするんだから仕方ないよね。って、ちがうんです!
その原因は臭腺なんです!
特に【鼠経線(そけいせん)】は臭いがありお手入れが必要になってくるのですが、実際どこにあるのか場所がわからないという人も多いんですよ。
今回はうさぎの臭腺のお話と、お手入れ方法や場所の見つけ方を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
僕のお尻 においますか~?
よしのくん
目次
うさぎの臭腺とは?・・・
そもそも【臭腺】てなかなか耳にしない言葉ですよね。
ペットショップや病院などで、定期的につめ切りなどのお手入れをしている人なら、場所を教えてもらったりお手入れの方法などもご存知かもしれませんが、うさぎを飼っていても『知らない』という人の方がわりと多いんです・・・
私も病院を受診した時に初めてその存在を知り、それから定期的にチェックしてお手入れをしています。
皆さんもつめ切りやグルーミングをする時に確認してみてくださいね。
マーキング行動
部屋んぽの時などに、あごの下をスリスリしているのを見かけたことありませんか?
ソファーでスリスリ、洋服でスリスリ、ぬいぐるみやリモコンなどにもスリスリ。うちのよしの君もいたるところでスリスリしています。
あれは飼い主のにおいが愛おしくてスリスリしているわけではなく『これは俺様のものだ!』とマーキングしているんですよ。
異性へのアピールや敵に対する威嚇行動などとして、日々縄張りを広げていくために頑張っているというわけです。そう考えると、スリスリしている姿が余計に可愛らしく見えてきますよね。
特にこの行動は男の子に多く見られますが個体差があり、中にはスプレーをする女の子もいるそうです。
うちのよしのくんは全くスプレーをしないので助かっていますが、うさぎの尿は臭いがきついうえに、きれいにふき取って臭いを確実に消さないと、またその場所でおしっこをしてしまうので厄介ですよね。
臭腺の場所は?
下顎腺(かがくせん)
この行動は性別に関係なく行われますが、特に男の方が分泌が盛んなのであごの下が濡れていたりベタベタしていることが多いようです。
また女の子は自分の子供にマーキングをして、群れ同士でそのにおいを確認することで仲間と認識しています。
下顎腺から分泌される液にはにおいがありません。というより『人間にはこのにおいがわからない』と言った方が正しいかもしれませんね。
肛門腺(こうもんせん)・鼠経腺(そけいせん)
通常コロコロ便はにおいがありませんがまれにくさいことがあります。それがこの臭腺からでる分泌物のにおい。
部屋んぽの時などに、臭いを嗅ぎながらフンをポロポロっとしているのをよく見かけます。
その時いつもよりにおいを感じることがあればマーキングです。自分のにおいをまき散らして縄張りを主張しているというわけです。
鼠経腺(そけいせん)のお手入れ方法
ここは普段のお手入れではなかなか見つけにくく『いまだに見たことがない』という人もいます。
わかりやすく写真を使って紹介しますので参考にしてくださいね。
写真は鼠経線を開いた状態なのでわかりやすいですが、実際には毛で覆われていてポケットのようになっています。
そのためわかりにくく、私も病院の先生に教えてもらうまでは全く気づきませんでした。
肛門付近をよく見ると、割れ目が2つあるので指で優しく開いてやりましょう!
皮膚が柔らかくデリケートな部分なので、無理に汚れを取ろうとすると皮膚が傷ついてしまい炎症を起こしてしまいます。
私の場合は綿棒にベビーオイルをつけて汚れを取っています。へそのゴマのような黒いカスが取れますよ。
1度に汚れを全て取り除こうとすると、お互い負担になるので少しずつお手入れしましょう。
うさぎが暴れてお手入れができないようなら、無理をせず病院やペットショップなどでお手入れをしてもらうと安心です。
うさぎの抱っこの仕方や上手に抱くコツなどをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
グルーミングスプレー
グルーミングスプレーはブラッシングの時だけでなく、鼠経腺(そけいせん)のお手入れにも使えるので用意しておくと便利ですよ!
イチオシはこちら!少々お値段は高くなりますが消臭・除菌・美毛・スキンケア用として幅広く使えます。しかもクマザサ・ヨモギなど120種類の植物から抽出した多数の植物ビタミンから構成された清拭水なので安心して使用することができます。うさぎの体を清潔に保ちながらスキンケア・ヘアケアまでできるから嬉しいですよね。
乳酸菌・酵母・光合成細菌などを材料としてつくられた、ペットにも環境にも優しい商品です。使用後は毛がふさふさになり、消臭効果もあります。
主原料として、乳酸菌酵素が含まれており、すり傷・乾燥・かゆみ・炎症など、皮膚のケアもしっかりとしてくれる、グルーミング剤です。
うさぎのグルーミング法を詳しく掲載していますので参考にしてください。
まとめ
臭腺についてご紹介しましてがいかがでしたか?
日頃のお手入れは、うさぎが元気に暮らすために必要な健康チェックの一つであり、またコミュニケーションをとる大切な時間です。
愛情をかけお世話をすることでうさぎとのきずなも深まり、よりいっそう可愛らしい姿を見せてくれますよ。
またコミュニケーションをとるには、一緒に遊んであげることも大切です。
うさぎが喜ぶおもちゃの紹介や、部屋んぽのやり方なども掲載しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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気になる方は、ご覧になってください。